「ムーンリバー」

(moon river)

060510分「みずえ’s ほのぼのサロン」より抜粋

(その1)「ムーンリバー」


私は、若い頃見た映画「ティファニーで朝食を」の中でオードリー・ヘップバーンが、
お風呂上がりに、窓辺でギターを弾きながら歌った「ムーンリバー」が好きでした。
あんなに美しい人が、こんなに素敵な声で歌を歌うなんて…、まさに「天は二物を」
与えられたんだな〜と、思ったものでした。
そして、もう一度、聴いてみたいと思っていました。

ところが、最近何かで読んだのですが、オードリー・ヘップバーンは、あの時歌った
歌を、とても嫌がっていて、どんなに勧められても、それをレコード化することには
同意しなかったと言うのでです。
私が、それを喫茶店で言うと、調べてくれる人が居て、それは本当で有名な話らしい
と教えてくれました。

ところが、数カ月前、TUTAYAで何気なく見ていると、その「ヘップバーンのムーン
リバー」がCD化されているのを、発見しました。
私は、それを借りて来て、聴いてみました。
若い頃、映画の中で聴いた懐かしい歌声が、流れて来ました。とても、素敵です。
なぜ、これをヘップバーンは、あれほど嫌がったのだろうと思いました。
しかし、あの映画のシーン無しで、歌だけ聴くと、少しかすれた声で、多分彼女は、
これを嫌だったのだろうと感じました。

その後、先日ですが、アンディーウイリアムのCDを聴いた時、彼の「ムーンリバー」
に痺れました。
(すみません。最近、年のせいか、すぐ痺れが出る様です。あ、その痺れとは違いま
すよね。^^;;)

CDに付いている解説書によれば、
<'61年に、アカデミー賞・主題歌賞に輝いた「ムーンリバー」は、もともとは映画
「ティファニーで朝食を」の中で、オードリー・ヘップバーンが歌った歌なのだから、
アカデミー賞受賞式会場でもオードリーが歌うのが筋だが、自分の声に嫌悪感を持ち、
オリジナル・サウンドトラック盤レコードにすら歌の部分の収録を拒否したオードリー
に、会場で歌う意志などあるはずが無い。
仕方なく、作曲者マンシーニは親交のあったアンディーに代役を頼み、これが大喝采
を浴びた。これに気を良くしたアンディーは、「アンディー・ウイリアムス・ショー」
のテーマ曲にも使い、ビッグ・ヒットとなった。
…アンディ永遠のテーマ曲として輝き続ける曲と言えよう。>

さらに、初耳がありました。
<マンシーニはオードリーの声域に考慮して、ほぼ1オクターブの中にメロディーを
収め、これだけの美しい曲に仕上げました。>
とありました。
ヘ〜! これは、易しいメロディーだったんだ。そうか〜。私は驚きました。

では、アンディー・ウイリアムスの「ムーンリバー」を「みずえ’s music box」に
UPしましたので、痺れて下さいね。
オードリー・ヘップバーンの「ムーンリバー」も、同時にUPしました。