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2001年 元旦     ◆<珍人種・お正月大好き人間>      


<2001年 元旦>      
<珍人種・お正月大好き人間>

昨年の私は、ホームページ作りへの注力、自作イラストの商品化(絵葉書印刷調整)、シャン
ソン(年初から始めた)の発表会、小学校のクラス会の幹事などの多忙に明け暮れていた。



そうする内に、あっと言う間に年末に近付いてしまい、「お正月大好き人間」の私としては、
素晴らしいお正月を迎えたい為に、12月から仕事と平行して大掃除を13回行うことになった。
何よりも、台所を整然としておかないと、大好きなおせちを効率的に作ることができない。
作ったおせちが入れられる様に、冷蔵庫の中を整理してからっぽにしないといけない。
カーテンは灰色に汚れているし、パソコン雑誌など不用なものが山積みである。
これは、本腰を入れなければと思い、1日を仕事に没頭して、次の1日を大掃除に充てるという
1日置きのローテーションを組んだ。網戸は目詰まりをしていたので、寒風の中を庭に持ち出し
てブラシと石鹸で洗ってホースで水洗いした。綺麗になった網戸を見て私は歓声を上げた。

掃除が苦手な私は、「大掃除を楽しく乗り切るコツは徹底的にすることだったんだ」とコツ
を会得したつもりで悦に入っていた。私は咽が弱くほこりを吸うとすぐに風邪を引くので、
慎重の上にも慎重に紅茶でうがいを続けながら乗り切った。 6回目の大掃除の際、レンジフ
ードの縁で指を切ったが、幸いにもゴムの「指サック」があったので、作業を続行出来た。
「やっぱり用意が肝心よね」と、これもコツだと又々悦に入った。台所の棚や引き出しの中
の物を全部出して洗い、流しや調理台の下の物も全部洗った。その間、私の経験したコツを
HPで発表したら、私と同じく掃除が苦手な人の参考になると思ったが、その時間は無かった。
その間私は、退職後の私の3年間の歩み(昨年の12月15日で丸3年を迎えた)を、<私の石
の上の3年>と言うシリーズに纏めようと、四苦八苦していたのである。
HPの「みずえのひとりごと」の12月分に載せようと思っていて、一応纏まりかけていたと
ころであったが、参考の為にと退職後3年間の日記(12冊)を見てみると、いろいろあって、
却って纏まらなくなってしまい、年内の発表は無理と断念した。新年にゆっくり考えようと。

大掃除は12回やっても、まだ終わらなかった。とうとう30日になったので、昆布の出汁と
かつお出汁を各々大鍋に一杯作り、「おせち」を作り始めたら腰と膝が痛くなった。痛みを
堪えて、煮物を続けたが、全部は終わらなかった。私は、大根は大根だけ、こんにゃくは
こんにゃくだけと、お煮染めは全部別々に煮る。面倒でも、美味しさを思えばこれは止めら
れない。しかし、あと1日あると頼みにした大晦日に、私は頭痛で動けなくなった。連日の
過労と冷えが祟ったらしい。私はショックで落ち込んだ。まだ、おせちだけで無く、掃除も
残っているし、迎春用品も飾っていない。元旦は妹の家に皆で集まることになっていて、私
は「お煮しめ」などを持って来て欲しいと言われていた。3日には我が家に来客をお招きし
ている。おせちが出来なかったら絶対絶命だ。これではお正月が迎えられない。大変なこと
になった。兄嫁に電話してベソベソと悔しさを訴えた。優しい兄嫁は穏やかに聞いてくれた。
そのお陰か、奇跡的に夕方の4時頃から何とか動ける様になり、それから、トイレと玄関の
徹底掃除を終えて、夜中におせちも完成した。迎春用品は全部洗って美しく飾り付けた。
よかった!万歳!ありがとう! 私の大好きなお正月を楽しく迎えられる。(私はお正月が
大好きである。「そんな人は珍しい。初めて聞いた。」と、よく人に言われる。)

元旦の今朝、私を迎えにやって来た兄が、美しくなっている我が家を見て、大変な驚き様で
あった。あちこち歩き廻りながら、何度もウーンと唸っていた。それを聞きながら、”私だ
ってやるときゃやるのよね!”と心の中で言って、私は大満足であった。


(妹の家で)
私が持参したお煮染め。
この重箱は大きくて 
深いので、とても沢山入る。

<大満足している私>
年末は大変だったが、
乗り切ったお陰で 
最高のお正月がやって来た。
鴨鍋の美味しいこと。






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