(2)
彼女を送った後、私は「お店ごっこ」に行って仕事をしていると、いつの
間にか、椅子に坐ったまま、こんこんと居眠りをしていました。
時々気付いて目が醒めるのですが、余りにも疲れているので、起きる気が
せず、ま、いいやと、又続いて眠ります。何度も…。
目覚める度にひどい頭痛を感じました。それはまるで、どこか遠くで雷が
鳴っているような、とても激しいけれど遠い頭痛です。
目覚めたら、急に頭痛は遠くなって、いやな悪寒と重い物がかぶさる様な
ひどい肩凝りを感じました。
「お店ごっこ」の優しいオーナーは、見ていたらしく「大分、お疲れの様
ですね。」と言いました。
私は恥ずかしくなり、「お客があり、13品の料理を作ったのですが、その
出来が気に入らなかったので、落ち込んで、疲れがどっと出ました。」と
言い訳しました。
すると、オーナーはびっくりして、「え?料理店も経営しておられるので
すか?」と、目を丸くしました。
これを人に言うと、「13品と聞くと、誰でも料理店だと思うわよ。私も思
った。」と言われました。
(料理の失敗で、疲れが一度にどっと出たと言うのは、まさに本当です。
お客を招待するということは、当然、とても疲れます。
しかし、もし失敗さえ無ければ、後に残る疲れにはならないのです。
その疲れは癒されて治って行くのです。疲れ以上の喜びによって…。)
(3)
その夜のことでした。
寝床に入りました。すると、熟睡しようとするその瞬間、急に穴の中に引
きずり込まれそうな恐怖を覚えて、ハッと目が醒めました。
苦しい…恐い。そして又…。何度も、寝入る瞬間に息が苦しくなります。
こんな時、私はとても恐い夢を見ます。そして、苦しくて目が醒めます。
あ〜、今夜は、夜中中恐い夢を見続けて眠れないのでは?と不安に思って
いると、その日は意外にも、そのまま朝迄、深い眠りに落ちていました。
翌朝のことです。
寝室のカーテンを開けました。
すると、右の目が真っ暗です。私は、ハッとしました。
とうとう、やったか?と思いました。失明? まさか…。
落ち着いて! …と自分に言い聞かせ、瞬きしてもまだ、真っ暗です。
落ち着いて!落ち着いて!
こんなことが、たしか、つい最近もあった様に思う。それと同じかも知れ
ない…。
何度も、瞬きをし続けると、…うっすらと、見えてきました。
何と、極度の疲労から、目が疲れ、目やにで瞼がくっついていたのです。
良かった! 救われました。
冷や汗の出るような出来事でした。
これらの恐い現象は、その後に続く、様々な体調不調の出来事の始まりと
なったのです。
(4)
そして、その後、それらの私の陥った状況を、「健康不調パニック騒動記」
(!)としてまとめるならば、先に今迄の諸々の書き込み(花火の宴@AB)
が序章(最近流行りの言葉で言えば、マエフリですね。あ、ネタフリかな?)
として不可欠(?)だとの思い込みで、この花火大会の長い長い(だらだらと、
しかも枝葉の多い)文章を、人の迷惑も考えず書き込む結果になりました。
でも、書いても書いても、まだ書き足りなくて…推敲する度に、どんどん、
文章は長くなって行き、止まることがありません。
延々と時間を取るばかりで、決着まで行き着かない状況が続き、結局、今に
なってしまいました。
そして、いくらなんでも、こんなに長い文章をBBSにUPするのは無理だと
思い、久々の「みずえのひとりごと」の更新となった次第です。
まだ、次に、私の「健康不調パニック騒動記」へと続く予定なのです。
(人の体調不良の話など、聞きたい人などいませんのに…ね。汗;;
一応、書こうと予定しています。すみません。^^)
( 「花火の宴」 - 完 - )
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