(2) 2006.8.5の花火の宴(その2、料理のことで、超落ち込み)



(1)
しかし、実は今回、料理のことで私は大変なストレスがあったのです。
私は、出し汁で失敗したのです。
と言うのは、私は、花かつおは、いまだに以前住んでいたところまで
買いに行くのですが、そのいつもの海産物屋の、いつもの花がつおが、
何故かいつもより色が悪いなと思っていました。
(ここの花がつおは、丁寧に血合いを取り除いたあと削ったもので、
色はきれいなピンクで、上品な味と香は抜群なのです。他所では手に
入りません。でも、その時はベージュ掛った濁った色をしていました。)
それが、味の違いとしてはっきり分かったのは、前日の夜中でした。

私が前日調理するものの中でまっ先に作るのは、いつも「牛筋とこん
にゃくの煮物」です。味が沁みるのに時間が掛るからです。
そしていつも、これをまず味見して、「う〜ん、美味しい〜!。。」
と感動することが、第一歩なのです。
つまり、ここで「一丁上がり!」と言う自画自賛な(!)スタートを
切ることにより勢いが付いて、張り切って次も、次も、…と頑張れる
のです。
(何度も言いますが、この「一丁上がり!」の勢いと満足感が、私に
は、とても大切なのです。;;)

しかし、この日は、最初の料理にそれがなく、え〜?と言う味と香り
でした。素材の嫌な臭いがありました。
何故?何故?はじめは分かりませんでしたが、そうだ、出し汁が失敗
なんだと気が付きました。でも、もう深夜なので致し方ありません。
まだ明日が有るとは言え、せめて前日に半数の料理を作っておかない
と、気持ちにゆとりがなくなりなります。
しかたなく幾つかの料理を作り続けました。でも出汁が悪いのに美味
しくできるはずがありません。
次の料理も「ん〜?」、又次も「ん〜?」という出来上がりでしたの
で、どっと疲れが出て来ました。
結局その夜は、どれ一つ「一丁上がり」は無く、挙げ句の果てに、パ
ニクッたからか、用意しておいた乾物がどうしても見付からず、夜も
更けて来るしで、急遽、別の乾物を戻して、料理を変更しました。
…疲れ果てました。
どの料理も出来上がらないまま(自分で納得出来ないまま)、中途半
端な気持ちで、後の準備もそこそこに、寝床に入りました。

(2)
翌朝早く起きて、向いの生協で花がつおを買い、濃い出汁を取り直し、
昨日の料理の味付けを、全部やり直しました。昨日より大分良くなり
ました。
(でも、最初からスムーズに出来たものより、ひつこく品の悪い味に
なっているはずだという落胆を、引きずったままでした。)

それから、残りの料理を作りました。
花火大会は夜なので、当日も準備時間が充分あってラッキーだなと思
っていた私でしたが、逆にその分立ち詰めの時間が長くなること、又、
隣の生協に何回も買物に行ったり(冷えたビール等)、散々動き回り、
結局、余裕時間が長いほど、身体の負担になっていたらしいことに、
後で、気付くはめになりました。

                  (「その3」へ続く)




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